新型コロナウイルス感染症の拡大状況も少し落ち着いていることから、対面での理事会開催となった。
開会にあたり、鳥取県教育委員会教育次長 中田 寛 様、鳥取県議会ボーイスカウト運動議員懇談会会長 藤縄 喜和 様よりご祝辞を頂戴し、名誉連盟長でもある平井伸治鳥取県知事の祝辞が披露された。
(日時)2022年6月5日(日)12:30~14:00
(会場)米子産業体育館(米子市東福原)
〔内容〕
(祝辞)
・鳥取県教育委員会教育次長 中田 寛 様
・鳥取県議会ボーイスカウト運動議員懇談会会長 藤縄 喜和 様
(平井鳥取県知事の祝辞原文)
本日、令和4年度日本ボーイスカウト鳥取連盟2022年度年次総会にお招きいただき、誠にありがとうございます。
皆様御承知のとおり、日本のボーイスカウト活動は、イギリスで最初のキャンプが行われた翌年の1908年、明治41年に全国各地で始まり、1922年、大正11年に全国組織「少年団日本連盟」が創設されてボーイスカウト国際事務局に加盟されました。今年は、ボーイスカウト日本連盟が、設立と世界事務局加盟100周年の記念すべき年であり、心からお祝い申し上げます。
鳥取県でも、大正13年、1924年に県立師範学校付属小学校少年団からボーイスカウト活動がスタートして98年、先人の皆様のバトンをつないで、現在、県内で9団がボーイスカウト活動に励んでおられ、大変喜ばしいことと思っております。
さて、3年目を迎えたコロナ禍を契機に、社会のデジタル化が一気に進もうとしています。既に、学校では一人1台のタブレット端末を用いた教育が始まり、一般社会では様々な手続きのオンライン化や在宅勤務、ワーケーション等が当たり前のこととなってきました。ボーイスカウト日本連盟でも、100周年記念として、ボーイスカウトの歴史や活動の知恵やヒントを集めたデジタルミュージアム設立を計画されていると伺っております。デジタル技術は時間や距離といった制約を取り払うなど、地方にも新たなチャンスをもたらしています。これからを生きる子どもたちは将来にわたってデジタル技術とともに生活していくことになるでしょう。だからこそ、仮想でない実体験の裏付けが、より重要なものとなってまいります。
ボーイスカウト活動は、画面を通じて見聞きするのではなく、異年齢の仲間と自分たちで考えて行う自然の中での活動や奉仕活動であり、草や木の香り、吹き抜ける風、本物を感じながら自らの行動を通じて体験的に学ぶ機会の宝庫です。しかし、コロナ禍が続き、子どもたちの生活には様々な制限がかけられています。心身の健全な成長のためにも、ボーイスカウトでの活動は、Withコロナの時代においても大変貴重となります。
このボーイスカウトで本物に触れ、体験に学ぶ機会は、本日、総会にお集まりの皆様の支えのたまものでございます。皆様の日々の研鑽、御尽力に深く感謝申し上げます。
「Creating a Better World」より良き社会を創る より良き社会人の育成。
これはボーイスカウトの世界共通の目標です。鳥取県の子どもたちがより良き社会を創る、より良き社会人へと成長し、日本ボーイスカウト鳥取連盟が益々発展されることを祈念して、私からのお祝いの言葉と致します。
令和4年6月5日
鳥取県知事 平 井 伸 治
(表彰式および伝達式)
・日連表彰 かっこう章 高多 宏樹(米子第8団)
褒状 奥村 春樹(鳥取第12団)※2年連続して所定の目標達成
感謝状 涌島 勉 (鳥取第12団)※維持感謝
感謝状 鳥取連盟 ※維持会費協力依頼額達成県連盟
感謝状 鳥取連盟 ※組織拡充目標達成県連盟:ビーバースカウト隊設置率
・隊褒彰綬
・特別年功章
【会議】
(議案審議)
①第1号 2021年度事業報告並びに収支決算に関すること
及び承認を求める件
〔監査報告〕
②第2号 2022年度事業計画(案)並びに収支予算(案)に関すること
及び承認を求める件
③第3号 理事交代について
(報告)
①第18回日本スカウトジャンボリーについて
②ボーイスカウト日本連盟100周年記念事業について
③講習会・研修会など鳥取連盟からの参加費などの補助について
④その他
(発表)アクションプラン各団の発表
閉会